TOP>β4>立ち絵の組み込み方

[10/04/27 更新]

β4での、立ち絵の簡易的な使用方法を説明します。
通常β4では、ゲーム中の全ての画像は(UIをのぞき)スプライトとして読み込むため、
立ち絵もやはりスプライトとして読み込むのですが、その場合、

	//立ち絵の表示
	\SP.ST(yuu_1a01, 500)
	\SP.GO(YUU)

	//立ち絵の移動
	\SP.SX(100, 500)
	\SP.GO(YUU)

	//立ち絵の消去
	\SP.ST(yuu_1a01, 500)
	\SP.GO(YUU)
	\SP.WA(YUU)
	\SP.DEL(YUU)

と書くことになり、β3の時と比べて記述量も増え、面倒になり、
そもそも視認性が悪くなってしまいます。

なので、β3とほぼ同じように使える簡易マクロ機能を用意しました。
(ただし左右自動配置機能、優先順位指定機能はありません)
簡易マクロ機能を使用すると、記述は以下のようになり、とても分かりやすくなります。

	//立ち絵の表示
	\優理(yuu_1a01, 500)

	//立ち絵の移動
	\SP.SX(100, 500)
	\優理

	//立ち絵の消去
	\優理(, 500)



組み込み方から使い方までを説明します。


★ざっくり手順

1.画像をフォルダに格納する

2.立ち絵が格納されているフォルダを定義する (※まだ未調整)

3.UserDefine\画像中心点定義.txt で立ち絵の中心点を定義する

4.UserDefine\macro.txt で簡易マクロを定義する

5.スクリプトに命令を記述する




★詳細手順

1.画像をフォルダに格納する

    cg\stand\ フォルダ内です。

    サンプルには「eri」「yuu」というフォルダがあり、
    その中に立ち絵画像が格納されています。

    一般的に「キャラ_衣装番号_ポーズ番号_表情番号」という規則で
    命名するのが多いようです。



2.立ち絵が格納されているフォルダを定義する (※まだ未調整)

    いちいちスクリプト上でフォルダ名を指定しなくて良くなります。
    cg\stand\ フォルダ内に、さらにキャラ毎にフォルダを作成して分類する場合に定義します。
    逆に、cg\stand\ フォルダ内に、さらにフォルダを作成せずに全てファイルを入れてしまう場合は、
    この手順は必要ありません。



3.UserDefine\画像中心点定義.txt で立ち絵の中心点を定義する

    立ち絵のどこを中心とするかを設定します。
    定義を省略すると、立ち絵画像の中心になります。
    (たとえば360x600の画像だった場合、180x300の位置が中心点になります)

    そして、この中心点が、画面の(400,300)の位置に配置されるように、
    立ち絵が表示されます。(立ち絵のXY座標が(0,0)の時)


	中心点定義のメリット

4.UserDefine\macro.txt で簡易マクロを定義する UserDefine\macro.txt を開いてください。 macro[name="優理" str="\_ST('YUU',$_M,$_M2,$_M3)" ] こういう記述があると思います。 この「優理」というのがマクロ名、(つまり \優理 というマクロ命令をここで作成しています) また右のほうの「YUU」というのが、このマクロで実際に立ち絵をスプライトとしてロードしたときに、 スプライトにつける名前(スプライト名)になります。 他の $_M とかの記述は気にせず、おまじないと思ってください。 まずはこれを、開発中のゲームのキャラ名、そしてスプライト名に変更してください。 \優理 のようにマクロ名が全角であるのが嫌な場合は半角でも全く問題ありません。 スプライト名は、事前にキャラ毎に半角英字3文字程度のIDを決めておき、 (優理なら YUU、弘伸なら HIR とか) それをそのまま使用するのが混乱も起きず、 作業全般にわたっていろいろと便利だと思います。(立ち絵ファイル名、ボイスファイル名の命名規則など) 5.スクリプトに命令を記述する マクロ命令の使い方は以下のとおりです。 ■立ち絵命令 \(キャラ名) [記述] ¥キャラ名(ファイル名,表示時間) [パラメータ]  ファイル名:立ち絵画像ファイル名を指定します。        例えば \優理(yuu_1a01) なら、立ち絵フォルダ(デフォルトでcg/stand/)内にある        yuu_1a01.png が対応します。   表示時間:ミリ秒単位で指定します。 [補足説明] ファイル名を省略し、時間を指定した場合は、立ち絵消去命令になります。 ファイル名、時間ともに省略した場合は、現在の画像のまま変化しません。 [記述例]  \優理(yuu_1a01, 500)   →優理(画像ファイル yuu_1a01(.png))を500msかけて表示します。 \SP.SX(100, 500)  \優理(yuu_1a02, 500)   →優理(画像ファイル yuu_1a02(.png))を500msかけて、X座標を+100移動しながら表示します。 \SP.SX(100, 500)  \優理   →優理を、現在の立ち絵画像のままX座標を+100移動します。  \優理(, 500)   →優理の立ち絵を500msかけて消去します。