■YU-RIS, ERISって?(08/01/20)
簡単に言うと、
・YU-RIS とは、スクリプトを実行するプログラムで、
・ERIS とは、ADVやノベルを簡単に作るためのライブラリ(道具)です。
また、ERIS 自身は YU-RISスクリプトで出来ています。
YU-RISスクリプトを直接組めば、ADVやノベル以外の、
例えばシューティングやアクションゲームなども問題なく作成することが出来ます。
C言語などと比べて機能はかなり限定されていますが、
特に難しい処理を書かなくても画像表示や画像合成処理、また加工処理が簡単におこなえるのが特徴です。
それに対して ERIS は、
ADV/ノベル作成用途に的を絞ったライブラリ(道具)で、
用途がある程度限られますが、その分強力で、
非常に簡単にADVやノベルを作成することが出来るようになっています。
例として、下の図のような画面設計も可能です。
『お嬢様組曲』
(c)Symphony 2005
(画像掲載許可を頂きました)
また、ERISを使用しないで、YU-RISスクリプトを直接いじることでオリジナルのADVシステムを
作り上げる事も可能です。(ただしある程度のプログラミングやアルゴリズムの知識が必要になります)
下は、ERISライブラリが出来る前に作られた「はぐれ学生」様の作品です。
ショートカットキーによるスクリーン切替、オートプレイ、スキップ、メッセージ速度調節機能や、
また立ち絵表示機能、選択肢機能、ボイス再生機能等がすべて自前で実装されています。
『はじめてのひなこたん』
(c)はぐれ学生 web:http://hagure-g.com/
(画像掲載許可を頂きました)
他にもADV以外の分野で、商業作品内に同梱された15パズルやアクションゲーム等のミニゲームで
YU-RISが使われています。
『スライド15』(※「くろふぁん1GHz」作品内収録)
(c)CLOCKUP 2004
(画像掲載許可を頂きました)
力量次第では、YU-RISスクリプトを駆使して2D−RPGのような戦闘システムも作成可能です。
下は、雷電屋敷の山浦氏が制作した「CROSS CHRONICLE」という作品です。
開発中段階ですがかなり良く出来ていまして、特に動きにこだわっており、下の画像では良くわかりませんが
キャラチップもパーツもテキストも動きまくっています。
『CROSS CHRONICLE』
(c)雷電屋敷 web:http://www.interq.or.jp/saturn/fazz/
(画像掲載許可を頂きました)