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■最終チェック事項(10/11/28)


と、パックする前に、以下の項目を確認しておきましょう。



○デバッグモードでなくリリースモードにしてあるか

 デバッグモードのままだと、デバッグキーが有効なままですので(F5,F8,F12キーなど)、
 リリースモードにしておきましょう。
 また、必要な ysbin フォルダもデバッグモードだと生成されません。

 リリースモードにするには、
 config フォルダ内の projectconfig.txt の中の項目を編集します。



○「save」フォルダは消してあるか

 配布時には必要ないフォルダですので、必ず消しておきましょう。
 そのまま一緒にCDに入れて配布したりしてしまうと、配布形態によっては、
 セーブデータが作成できなくなるなど、いろいろと不都合が起きてしまいます。
 これは、CD や DVD にデータを収録すると、セーブフォルダ内の全てのファイルに
 『読み取り専用属性』がついてしまい、セーブデータファイルが上書きできなくなってしまうためです。


○ムービーファイルが、特殊なコーデックを必要とする形式になってしまっていないか

 特殊なコーデックは、パソコン環境によってインストールされていないため、
 制作環境では動いたとしてもプレイヤーの環境では再生できずにエラーとなってしまいます。
 通常はWindowsに標準でインストールされているコーデックを使用することを推奨しています。
 「MPEG1 コーデック」などが挙げられます。


○ウイルスチェックはしたか

 プレイヤーにファイルを配布する(渡す)ということですので、
 万が一そのファイルにウィルスが混入していた場合、大変なことになってしまいます。
 作品に対する責任を持つという意味で、ウイルスチェックは絶対にしておきましょう。
 もし仮にウイルス対策ソフトをお持ちでない場合でも、ウィルスが潜んでいるかどうかを
 調べるだけならば、ネット上で無料でオンラインスキャンが可能です。(削除は出来ません)


○WAV形式のファイルがある場合は、極力すべてOGG形式にしておく

 音質はほぼそのままで、ファイルサイズも読込も圧倒的に軽くなります。
 絶対必要ということではありませんが、ぜひ変換しておくことをおすすめします。

  ※システム/system/YSOgg/ フォルダ内に、WAVからOGGに変換するツール「YSOgg」が
  同梱されていますので、それを使って変換することができます。


○CD/DVD に収録する場合、それに収まる容量になっているか

 もしギリギリ入らないような事態になってしまった場合、
 例えば OGG ファイルの音質を下げてみたり、背景やイベントCGなどの画像形式を
 PNG や BMP ファイルでなく、少し劣化してでも JPG 形式にしてみたりする等の選択肢も存在します。

 また、パック処理してみたらファイルが圧縮されたためにギリギリ収録できた、
 ということもありますので、ひとまずこの項目に関しては、全てのファイルをパックしてから
 検討する方向で良いかと思います。