■CGレイヤ設定命令 CG[ ]
CGレイヤに画像をロードしたり、CGレイヤの属性を設定します。
対応している画像ファイル形式は BMP, PNG, JPG, GIF ファイルです。
・BMPファイルは32bitBMP(24bit画像+α画像)に対応、またPNG, GIFファイルも透過画像に対応しています。(内部マスク指定)
※β4では、アニメーションGIF のフレーム番号を指定しての表示や、AVI の表示は出来なくなりました。
ご了承ください。
●レイヤセットについて
レイヤセットとは、Windows で言うところの、
ファイル(レイヤ)を入れておくフォルダ(レイヤセット)のようなものです。
例として、「A_FOLDER」というレイヤセットと、その中に「A1」「A2」「A3」の3つのレイヤが存在したとします。
「A_FOLDER」の不透明度を128に設定した場合、それ以下の「A1」「A2」「A3」全てのレイヤを“レイヤ合成したもの”が
不透明度128で表示されることになります。
「A_FOLDER」を E = 0(無効)にした場合は、「A1」「A2」「A3」全て表示されなくなります。
また、CGACT 命令の COPY キーワードを利用すれば、「A1」「A2」「A3」を“レイヤ合成したもの”を、複製できます。
(スクリーンショット機能)
また他にも、レイヤセットのサイズを設定することで範囲マスクとしても使えたりできます。
キーワード
ID = 文字列 | レイヤIDを指定 |
FILE = ファイル名 | 読み込む画像ファイルを指定。 ※ FILE="" で1x1サイズの黒画像生成 |
E = 値(0/1) | レイヤの有効(1)/無効(0)を指定 |
MID = 文字列 | マスクとして適用するレイヤIDを指定 |
A = 値(0〜256) | レイヤの不透明度を設定 |
T = 値(0〜256) | トランジション進行度を設定 |
TID = 文字列 | トランジションレイヤIDを指定 |
TA = 値(0〜256) | トランジション精度を指定 |
X = 値 | レイヤのX座標を指定 |
Y = 値 | レイヤのY座標を指定 |
Z = 値 | レイヤの優先順位(Z)を指定 |
SX = 値 | レイヤセットの幅(X)を指定 ※レイヤセットに対してのみ有効 |
SY = 値 | レイヤセットの高さ(Y)を指定 ※レイヤセットに対してのみ有効 |
MODE=値(0〜18) | 描画モードを設定 0=通常/1=加算/2=減算/3=乗算/4=除算/5=スクリーン/ 6=比較(明)/7=比較(暗)/8=差分/9=除外/10=オーバーレイ/ 11=覆い焼きカラー/12=焼き込みカラー/13=焼き込みリニア/ 14=ハードライト/15=ソフトライト/16=ビビットライト/17=リニアライト/ 18=ピンライト ※覆い焼きリニア=加算モード |
[1] レイヤ「BG」に、画像ファイル「ABC.bmp」をロードする。
( FILE キーワードを指定するとCGレイヤを生成します。すでにCGレイヤが存在していた場合は
画像ファイルが差し変わるだけで、不透明度やレイヤ位置などの属性値はそのまま保持されます。)
CG[ID=BG Z=3 FILE="ABC.bmp"]
ファイルの拡張子は記述を省略することができます。その場合、拡張子を探しに行く順番は
「.PNG」「.BMP」「.JPG」「.GIF」の順になります。
例えば、FILE="ABC" と記述した場合、まず"ABC.PNG"というファイルを探しに行きます。
なければ次に"ABC.BMP"が有るかどうかを探しに行き、それでもなければ"ABC.JPG"を、
さらになければ"ABC.GIF"という順に探しに行きます。
[2] レイヤ「BG」に、不透明度256分の96で、画像ファイル「abc.bmp」をロードする。
CG[ID=BG Z=3 A=96 FILE="abc.bmp"]
[3] レイヤ「BG」に、縦横1ピクセルの黒色の画像ファイルを生成する。
CG[ID=BG Z=3 FILE=""]
[4] レイヤ「BG」のX座標の位置を50に設定する。
(レイヤが存在していない場合はエラーとなります)
CG[ID=BG X=50]
[5] レイヤ「BG」を無効状態にする。
(無効状態にすると、そのレイヤは表示されなくなります)
CG[ID=BG E=0]
[6] レイヤ「BG」の描画モードを乗算表示モードにする。
(レイヤ「BG」と、それより下のレイヤを乗算合成して表示します)
CG[ID=BG MODE=3]
[7] レイヤ「MSK」にマスク用画像を見えない状態でロードしておき、
レイヤ「ST」のレイヤに立ち絵CGをロード。
そしてレイヤ「ST」のマスク属性にレイヤ「MSK」を指定する。(外部マスク指定)
(こうする事で、レイヤ「ST」の画像は「MSK」のマスク画像と合成されて表示されます。
CG[ID=MSK Z=1 E=0 FILE="CHARA_MASK.BMP"]
CG[ID=ST MID=MSK Z=1 FILE="CHARA.BMP"]
[8] 幅400, 高さ300, 優先度10 のレイヤセット「ABC」を生成する。
CG[ID=ABC/ Z=10 SX=400 SY=300]
[9] レイヤセット「ABC」の不透明度を64に設定する。
CG[ID=ABC/ A=64]