■基本文法
●コマンド
基本的なコマンド(命令)の書き方は、
コマンド[キーワード=値or式]
となります。
例えば、TEXTコマンドのSIZEキーワードを設定する場合は、
TEXT[SIZE=24] (※この場合文字サイズを24pxに設定します)
のように記述します。
複数のキーワードを一度に記述することもできます。
その場合、キーワードとキーワードの間には一文字以上の空白が必要です。
CG[ID=ABC X=40 Y=300+40*2] (※この場合レイヤ「ABC」の表示座標を設定します)
キーワードの記述の順番の指定はありません。
つまり、上の記述は、次のようにも書けます。
CG[Y=300+40*2 X=40 ID=ABC]
また、コマンドを同じ行に続けて2つ以上書くことも出来ます。
WAIT[TIME=1000]GO[#="LABEL_001"]
式は、「+」「−」「*」「/」「(括弧)」を用いた四則演算式の記述が可能です。
また、割り算で余りを求める「%」も記述可能です。
式の計算順序も一般の計算順序と同じです。
「2+5*2」 ならば、5*2が先に計算されるので 12 となります。
数値は16進数表記での記述も可能です。
INT[@A = 0xFF] で、255 という値が格納されます。
INT[@A = 0xFFFFFFFFFFFFFFFF] とすると、-1 が格納されます。
式には比較演算子も使用できます。
@A = (5 < 10)
と記述すれば、真として1が変数Aに格納されます。(それに対し偽の値は0)
またビット演算子「&」「|」「^」も使用できます。
@A = (@B & 4) / 4
と記述すれば、変数Bの下から3ビット目のビットの値(0 or 1)を取得できます。
●テキスト表示
まず全角文字は全てテキスト表示文字として扱われます。
あいうえお ←(「あいうえお」と表示される)
CG[ID=BG FILE="〜"]かきくけこ ←(「かきくけこ」と表示される)
そして、半角カナ文字も表示文字として扱えるようになりました。(※Ver0.226以降)
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また改行、改頁、クリック待ちを行うには、マクロ \[r]、\[p]、\[c] を使用します。
あいうえお\[r]かきくけこ\[c]さしすせそ\[p]たちつてと\[r]
マクロ名の後に続く文字が全角文字や改行、マクロ文字の場合に限り、
角括弧([ ])の記述を省略することが出来ます。
あいうえお\rかきくけこ\r\cさしすせそ\pたちつてと\c\p
変数の値を表示することも出来ます。(※Ver0.167より仕様変更)
書き方としては、アンダーバーを使い、
_[式]
という形になります。
INT[@BANANA = 250] ←(変数 BANANA が宣言され、初期値250が入る)
_[@BANANA] ←(変数 BANANA の値を表示)
上の例のように、@の後の変数名を角括弧でくくって記述をすることで、
変数の値が表示されることになります。
文字表示と組み合わせると、
INT[@OYATSU] ←(変数 OYATSU が宣言される)
@OYATSU = 300 ←(変数 OYATSU に300を代入)
おやつは_[@OYATSU]円までです。
となります。
また、式を記述できますので、
_[2+3*4]
と書くこともでき、結果として 14 が表示されます。